とくしまフューチャーアカデミー女性DX 人材育成事業に興味を持ってくださったみなさま、ありがとうございます。
誰もが実現できるD Xを目指して
今回の講座申し込みにあたり「IT詳しくないと参加できませんか?」「PCスキルは高くないんですが、大丈夫でしょうか」という質問のお声もいただいていました。
大丈夫です!心配いりません!
TFA DXは、DXの入り口に立つためのマインドセットの場。
「あ!わたし、DXしてるかも」と発見し、「私の仕事もこんなアイディアでDXを実現できないかな」と思い付く。その第一歩になるセミナーがたくさんあります。
もちろんスキルが学べる機会もご用意していますので、お楽しみに!
さて第一回はキックオフセミナーなので、特別に定員50名で開催。
「すでにはじまっている未来と日本の今」というテーマで、世界最高齢のアプリ開発者・ITエバンジェリスト若宮正子さんにご登場いただきました。
世界最高齢のアプリ開発者・ITエバンジェリスト若宮正子さん
定員50名満席となったキックオフセミナー。
講師の若宮さんのご活躍はさまざまなメディアで取り上げられており、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
JAROのテレビCMや新聞広告で見たあのキュートな笑顔はそのままに、くるりとした目は2時間のセミナー中ずっとキラキラしていました。
87歳の若宮さんは好奇心の塊そのもの!
ご自身で生み出した「エクセルアート」。そのデザイン生地でつくったシャツは若宮さんのトレードマークともなっています。
パソコンを興味本位で購入した当時、個人向けのパソコンガイド本などは発売されておらず、「エクセルってなにができるんだろう」と遊び心いっぱいに使っていたとか。そんななかで誕生したのが「エクセルアート」。そこには「おもしろそう」「やってみる」「発信する」という、まさに若宮正子式3ステップがありました。
昔から、いろんなことを思いついちゃう、そして思いついたことを言いたくなっちゃう「情報発信型」の若宮さん。
機械でもなんでも、新しいものに対面するときは、面白くって仕方ないんだとか。まさに好奇心の塊のような方です。

自己紹介のまえには「この年齢だから、経歴を語るのにも時間がかかっちゃう」と参加者みんなの笑顔をさそいながらも、戦時中にご苦労された当時の様子を語るときには「もう繰り返したくないんだ」という切実な思いをのせておられました。
デンマークやエストニアからの学び
若宮さんがデンマークを訪れたのも「幸福度が1位ってどんな国なんだろう」という好奇心から。
国民幸福度の高いデンマークで、政府や行政が「紙を使わない」を実現しようとした結果、なにが起きたか。どんな仕組みをつくり、どうやって国民は取り組んでいるのか。それらを自分の目で見て、耳で聞いてこられました。
エストニアでは、大学の卒業式に(保護者のようなそぶりで!)列席。工学部の学生の70%が女性だと聞いたり、子育て世代の卒業生が子連れで列席している様子を目の当たりにされました。
若宮さんが語る「幸福度が1位-2位のデンマーク」「電子政府化に成功したエストニア」には、「だれも取り残さない社会にする」という日本のD X課題への糸口がたくさんあったのです。
必要なのは、目の前のものを「ワクワク」と紐づける力
前向きでエネルギッシュで、どこにでも軽やかに飛び出していく若宮さん。どうしたらそんなふうに素敵に年を重ねていけるのか!?と誰もが思ったはずです。
そのヒントは、後半の子育て世代へのメッセージのなかにもありました。
「子どもさんを勉強ぎらいにさせないでね。勉強は楽しくて面白い、そう思えないと、学ぶことがいやになってしまうでしょ」と若宮さん。
人と出会う、知らないことに出会う、気になることがあればそこに行く、疑問を持つ、わからなければ声に出す、分かったらそれを周囲に伝える。そういうぜんぶを、楽しみやワクワクに紐づけることこそ本当の学び。
若宮さんはそう教えてくれました。
「フォルダに自分を収めてしまうのではなく、ハッシュタグをたくさん自分につけましょうね」ともおっしゃいました。
外に向けて扉や窓を開放できる人になって、ワクワクをたくさん持つ。
若宮さんがキラキラと輝いている秘訣は、ハッシュタグを自分にぺたぺた貼り付けることや好奇心の種探しがとてもうまい!というところにあったのです。
最後に、今回ご参加くださった方々のお声を一部ご紹介します。もっとたくさんの感想が読みたい方はこちらから「受講後の感想」をご覧ください。
受講後のみなさまからのお声
- やはり 好奇心や向上心が原動力の方は、幾つになられても若々しく『生』を楽しんでいらっしゃるな という印象を受けた。私も億劫さに負けることもあるが、好奇心と向上心を忘れず歳を重ねていきたい。そしていずれ、その楽しみが社会への貢献へと繋がれば最高に幸せだなあと思った。
- DX、ITと聞くと技術のことばかりが先に浮かんで、自分にはとても難しいものと感じていたのですが、デジタル技術を活用するためには、日々のアナログな活動により身につく叡智や智慧が基本となるのだと教えていただけて、背中を押してもらったような気になりました。常に勉強・挑戦、という若宮さんの姿勢に大変刺激をうけました。
- 若宮さんの「常識やマニュアルにとらわれずに始められたことがよかった」という言葉は印象に残りました。常識や周りのしがらみにとらわれず自分のやりたいことを自分に合った方法で常に実現していく若宮さんの姿に大変刺激を受けました。私も周りの方の力を借りながら自分のやりたいと思ったことはどんどん挑戦していきたいと思いました。
参加されたみなさんが本講座開講を前に、ワクワクしている様子が伝わってきます。
高校・大学を卒業するまで勉強すればいいという時代は終わりました。
これからは一生涯学び続けることが不可欠です。
そしてその学び続ける姿勢こそが、DXの根っこにあるもの。
人生100年時代のいま、TFA-DXで学ぶチャンスを掴もう
大人になってからも「学ぶチャンス」を持って、若宮さんのように好奇心の種にハッシュタグをつけて、たくさん増やしていきたいですね。
さて本講座でお会いできる20名のみなさまとの学びの様子は、この「開催報告」でご紹介していきます。
本講座に参加できない方も、また参加されることが決まった方も、ぜひ覗きに来てくださいね。
11月以降の本講座申し込みについて
↓↓↓↓このあとの本講座への参加申し込みはこちら↓↓↓↓
https://forms.gle/4ro6CnTFCnmgA54Q9
10月30日(日)のキックオフセミナーに参加し、2回目以降の日程に参加可能な方
20人
受講希望者が定員を上回る場合は選考により決定し、11月8日までにお知らせします
当講座は、県立総合大学校「まなびーあ徳島」男女共同参画学部の主催講座です。
主 催:徳島県
受託者:株式会社C Landmark